
世界には様々なパンがあります。その土地土地の風土、気候で独自のパンが発展してきました。
フランスのパンは、小麦粉・塩・イースト・水の4つの材料だけで作ったものが主流です。日本では総称して「フランスパン」と呼んでいますが、フランスではそれぞれ個別の名前があります。
【パリジャン】
「パリっ子」という意味。太くて長いパン。
【バゲット】
「棒、杖」という意味。フランスパンの代表格。パリジャンと長さは同じで細い。
【パン・ド・カンパーニュ】
本では総称して田舎パンと言いますが、フランスではその地方毎に形・製法から材料まで違います。バゲットが普及する前までは、パンといえばカンパーニュを指していました。
【クロワッサン】
パン生地とバターの層が何重にも重なったパン。
など。
ドイツでは小麦を収穫するのが困難だったため、ライ麦を使ったものが主流です。ライ麦粉は小麦粉と違いグルテン(タンパク質)が少ないため膨らみの悪いどっしりとしたパンが多くなります。
【ミッシュブロート】
ミックスしたという意味があり、ライ麦粉と小麦粉を同じ割合で作る。 小麦粉の割合が多いものはヴァイツェン・ミッシュ・ブロート、ライ麦粉が多いものはローゲン・ミッシュ・ブロートという。
【ヴァイツェンブロート】
ヴァイツェンは「小麦」という意味で、ドイツでは珍しい小麦粉100%の白パン。
【ベルリーナ ラントブロート】
ベルリーナ地方の田舎パン。ライ麦粉を多く使った黒パン。
【プンパニッケル】
神戸の老舗ベーカリー「フロインドリーブ」が日本に紹介した、黒パン。 独特の色・風味・食感がある。
【カイザー・ゼンメル】
表面に5つの切り込み模様が入ったパン。(カイザー:皇帝、 ゼンメル:小さいパン)ケシやゴマがトッピングになっている。
【ブレッツェル】
ビールのおつまみとしてよく食べられる。
【シュトーレン】
日本ではクリスマスに食べるクリスト・シュトーレンが有名。 パンというよりはバターケーキに近く、大変日持ちが良い。
パンの種類は多くないですが、イタリアブームとともに人気になりました。
【グリッシーニ】
細長いパン。イタリア料理のアンティパスタによく合う、ワインのおつまみにも最高。
【フォカッチャ】
オリーブの実を表面に埋め込んだものが有名。 イタリアではオリーブオイルに浸して食べられる。
【パニーニ】
サンドイッチ全般の名称。庶民の食べ物としてシンプルなものが多く、豚のローストや生ハムをサンドして食べられる。
【パネトーネ】
パネトーネ種という独特の天然酵母を使い、ドライフルーツをたくさん入れて焼き上げる。
多民族国家であるが故、いろいろな国のパンが混じりあい、アメリカ流にアレンジしたものになっています。
【プルマンブレッド】
従来の食パンは箱に詰めて蓋をせずに焼いていましたが、蓋をして生産効率を上げ、量産化できるようにと開発された角型の食パン。
蓋なしの食パン型に入れて焼くローフという大型パンと、型焼きしないロールという小型パンに大別できます。
【イングリッシュブレッド】
蓋なしの食パン型に入れて焼いた山型食パン(イギリスパン)。
【イングリッシュマフィン】
伝統的な朝食用パン。横半分にカットして、バターやジャムをサンドしたり、ハムやスクランブルエッグをサンドして食べる。
【サンドイッチ】
トランプ好きなサンドイッチ伯爵が、トランプの最中に手を汚さず手軽に食べられる物を・・・と考え出したもの。
【デニッシュペストリー 】(デンマーク)
パイと同じようにバターを生地で包み込み折り込みをして作る。クリームやフルーツをのせたものが多い。
【ナン】(インド)
カレー等につけて食べることが多い。
【ピロシキ】(ロシア)
揚げパン。ハンバーグに似た具材を包んであげたもの。
【ベーグル】(中近東)
焼く前に一度湯通しをするのが特徴で、モチモチした食感が人気。 油を使用していないことからダイエットに気を使うアメリカ人に流行。
【あんぱん】
現在の木村屋総本店が、酒種で作ったパン生地にまんじゅうの餡を包んで焼いたのが始まり。当時は白ゴマ付こしあんと、けしの実付粒あんの2種類だった。
【クリームパン】
新宿中村屋が、カスタードクリームをパン生地に包んで作ったと言われています。当時としてはとてもハイカラなパンだったそうです。
【メロンパン】
パン生地の表面にビスケット生地をのせるのが特徴です。表面に格子状の溝を入れ、メロンのひび割れに似た形状からメロンパンと呼ばれたようです。
【カレーパン】
カレーをパン生地で包んで揚げるもしくは焼いたパンです。その昔洋食として人気のあったカレーを使ったパンとして考案されたという説と、ロシアのピロシキを参考にしたという説とがあります。